古物(こぶつ)とは?【行政書士が解説】

古物とは古物商許可の基礎知識
古物とは?古物について教えてください。

 

中古品の買取・販売をお考えの方。

古物って何?と疑問に思っていませんか。

これから古物商許可を取得するなら『古物』について知っておく必要があります。

 

  • この記事を書いた人

私は現役の行政書士です。

古物商許可の相談実績は300件以上あります。

 

そこでこの記事では古物とは何かを解説します。

この記事を読むことで古物について深く理解できます。

古物とは?

古物とは古物営業法第2条で古物を次のように規定しています。

「古物」とは、一度使用された物品(鑑賞的美術品及び商品券、乗車券、郵便切手その他政令で定めるこれらに類する証票その他の物を含み、大型機械類(船舶、航空機、工作機械その他これらに類する物をいう。)で政令で定めるものを除く。以下同じ。)若しくは使用されない物品で使用のために取引されたもの又はこれらの物品に幾分の手入れをしたもの

引用:e-Gov法令検索

要約すると古物とは次の3つに分類されます。

  1. 一度使用された物品
  2. 使用されない物品で使用のために取引されたもの
  3. これらいずれかの物品に「幾分の手入れ」をしたもの

 

1つ1つ見ていきましょう。

①一度使用された物品

一度でも使われた物は古物となります。

例えば次のようなものです。

  • 数回しか使用していないパソコン
  • 一度でも使ったカメラ
  • 一度読んだ本
  • 遊び終わったゲーム
  • 何回か聞いたCD

 

行政書士 塚田
行政書士 塚田
一回でも使用したものは古物になります。

②使用されない物品で使用のために取引されたもの

使うために購入したが、一度も使うことがなかった。新品状態で購入したが未開封のもの。

例えば、次のようなものです。

  • パソコンを買ったが、一度も使わず新品の状態のまま
  • 買ったものの未開封CD
  • 新品のバイクを購入したが1度も乗らなかった

新品を買ったはいいが、結局使わずそのままの状態のものです。

これは新古品ともいいます。

③これらいずれかの物品に「幾分の手入れ」をしたもの

古物の用途を変えず、修理や手入れを行ったものです。

古物の性質を保ったまま、再度使われるものです。

具体例を見ましょう。

  • 傷ついたCDをメンテナンスして再び聞けるようにした
  • 破れた服を修繕して、改めて着れるようにした
  • 壊れた自動車を修理して、その車を販売する
  • カメラのレンズをメンテナンスしてきれいして販売

このように古物の用途は変えずに、再び古物として使用するものです。

 

  • 古物とは【まとめ】
  • 一度でも使ったもの
  • 使用するために購入したが、一度も使わなかったもの
  • 古物の用途を保ったまま、修理や手入れをして再び使える状態にしたもの

新品は古物に該当するの?

一度でも人の手に渡ったものは新品であっても古物に該当します。

別の言い方をすると、一度でも市場で取引されたものは新品でも古物になります。

 

一方で、メーカーや工場などから直接新品を購入したものは古物とはなりません。

新品であっても一度でも消費者の手に渡ったものは古物。

一度も市場に出ていない新品は古物には該当しません。

13種類の古物の区分

古物営業法では古物を13種類に分類しています。

美術品類絵画、彫刻、工芸品、骨董品、水彩、芸術写真、アンティーク等。

美術的価値があるもの。

衣類古着、着物、和服類、子供服、布団、帽子等。

身にまとうもの。

時計・宝飾品類時計、腕時計、置時計、眼鏡、宝飾品、宝石類、アクセサリー等。

身につけて使う物。

自動車自動車、タイヤ、エンジン、マフラー等。

車体だけでなく、部品も含む。

自動二輪車及び原動機付き自転車バイク、原付バイク、タイヤ、エンジン、マフラー等。

バイク本体だけでなく、付属部品も含む。

自転車類自転車、タイヤ、かご、サドル等。

自転車本体と付属の部品も含む。

写真機類カメラ、レンズ、望遠鏡、ビデオカメラ、双眼鏡等。
事務機器類パソコン、タイプライター、コピー、電話機、ファックス、シュレッダー、ワープロ等。

事務作業で使用する機器のイメージ。

機械工具類電気類、工作機械、土木機械、化学機械、家庭電化製品、ゲーム機等。

電気によって動く機械や器具等。

道具類家具、CD,DVD,ゲームソフト、運動用具類、楽器等の家庭用品。

他の12種類に該当しないもの。

皮革・ゴム製品類カバン、靴、バック、財布等。

皮革(ひかく)とは動物の皮を加工したもの。

書籍古本、雑誌等。
金券類商品券、乗車券、航空券、ビール券、郵便切手等。

 

古物に該当しないもの

次のものは古物に該当しません。

  • 総トン数20トン以上の船舶
  • 航空機
  • 鉄道車両
  • 重量が1トンを超える機械で土地や建造物等に固定され、容易に取り外しができないもの
  • 重量が5トンを超える機械で自走やけん引ができないもの

上記の『大型機械類』は古物に該当しません。

 

また、食品やお酒など消費して無くなるものも古物に該当しません

古物を売買する時の注意点

古物の買取・販売を行う場合は『古物商許可』が必要です。

 

ビジネス目的で古物売買をするなら事前に『古物商許可』を取得しなければなりません。

お店で100円の本を買ってきて、ネットでその本を200円で売る

このように利益目的で古物売買を行う場合は許可が必要です。

 

無許可許可で売買すると処罰される可能性があります。

≫参考:古物商免許とは?【よくわかる解説】

古物商許可がいらない場合

一方で古物商許可がいらない場合もあります。

  • 自分が使うために買ったが、不要になったので売る
  • ただで貰った物を転売する
  • 拾ってきた物を修理して売る

古物商許可がいらないケースについて下記の記事も参考にしてくだい。

≫参考:古物商許可がいらない場合とは?

古物商許可の取得を自分で?行政書士に頼む?

書類作成する人古物商許可を取得するには『古物商許可申請』をしなければなりません。

古物商許可申請は行政書士が本人に代わって申請することができます。

 

自分で申請するか、あるいは行政書士に依頼したほうがいいのかについて解説します。

 

  • 自分で申請した方がいいケース

  • 時間がある
  • 書類作成が苦手ではない
  • 金銭に余裕がない

申請には書類作成や書類の収集が必要です。ある程度時間がかかるので、時間に余裕がある人。

 

また行政書士に依頼すると代行費用がかかります。金銭的に余裕がない人は自分で行うことをオススメします。

 

  • 行政書士に依頼した方がいいケース

  • 時間がない
  • 労力をかけたくない
  • 金銭に余裕がある

仕事をしていて時間がない、書類作成や書類収集が面倒。

このような人は行政書士の活用をオススメします。

行政書士が代行することで面倒な申請手続きから解放されます。

古物商許可の取得でお困りはありませんか?

  • 中古品の売買をしたい!
  • 許可が欲しいが手続きをする時間がない!
  • 古物商許可を代わりに取得してほしい!

上記でお悩みなら行政書士にお任せください。

全国対応。お気軽にお問い合わせください。

行政書士塚田貴士事務所へのご相談はこちらから

 

古物商許可に関する下記の記事も参考にしてくださ。

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