
Amazonで中古品販売を行う予定の方。
『警察にURLの届出を提出するみたいだけど、何を用意すればいいの?』と思っていませんか。
Amazonの場合、少し特殊でわかりにくいです。
- この記事を書いた人
古物商許可の取得専門の行政書士。
古物商許可の相談実績は300件以上。申請実績は100件以上あります。
そこでこの記事ではAmazonで販売する際、警察に提出するURLの届出について解説します。
この記事を読むことで、何の書類を用意すればいいのか理解できます。
Amazonで販売する場合、URL届出が必要なケースがある
インターネットを使って中古品の売買を行う場合、ホームページのURLを警察に届け出なければなりません。
Amazonに関しても、URLの届出が必要な場合があります。
出品形態によってURLの届出が必要なケース、不要なケースにわかれます。
- 小口出品…URLの届出不要
- 大口出品…URLの届出必要
大口出品の場合にURLの届出が必要です。
そもそも古物商のURLの届出って何?
大口出品に登録すると個別にURLが割り当てられます。つまり、あなただけのURLがもらえるのです。
https://www.amazon.so.jp/……←これがURLです。
個別に割り当てられたURLを警察に知らせる必要があります。
URLとはインターネット上の住所のようなもの。古物商許可申請書には申請者の営業所の所在地を書きます。
同じようにネット上の営業所の住所でもあるURLも警察に伝える必要があるのです。
≫参考:古物商のURL届出って何?どんな書類で、どんな時に提出するの?
古物商のURLの届出って何を提出するの?
URLを届け出る時にURLの使用権限を疎明する資料も提出します。
URLの使用権限を疎明する資料とは『このURLは私が使用する権限を持っています』という書類です。
この疎明資料に決まった書類はなく、色々な証拠書類を集めて警察に認めてもらう必要があります。
ただし、『証明資料』ではなく『疎明資料』でなので、厳密な審査まではありません。
Amazonに『URLの使用権限を疎明する資料』の請求ができない
AmazonではURLの使用権限を疎明する資料の発行は行っていません。よって、Amazonに請求しても貰えません。
- 対策
- Amazonのストアのプロフィールページをスクリーンショット
- 誓約書を書く
①Amazonのストアのプロフィールページをスクリーンショット
ストア出店している方は自分のプロフィールページがあります。『特定商取引法に基づく表記』と書かれているページです。
販売業者名、電話番号、住所、運営責任者、店舗名が表記されています。
販売業者名と古物商の申請者の名前は一致させてください。このページをスクリーンショットして印刷します。
②誓約書を書く
『このURLは私が使用することに間違いありません』という旨の誓約書も提出しましょう。
一般的には、下記の2点を提出すればOKです。
- プロフィールページのスクリーンショット
- 誓約書
ただし、管轄の警察署によって対応が異なる場合があります。事前に確認されることをオススメします。
プロフィールページに記載する事項
古物商許可の取得後、ストアのプロフィールページに次の3点の情報を記載しましょう。
- 許可を受けている者の氏名又は名称
- 許可を受けている公安委員会
- 12ケタの古物商許可証番号
例えば、次のように表記します。
- 古物太郎
- 愛知県公安委員会
- 123456789123
古物商許可番号は許可後にわかります。
【まとめ】Amazonで中古品販売!URLの届出方法について
Amazonの大口出品で中古品販売をする場合、URLの届出が必要です。
届出の際は『URLの使用権限を疎明する資料』を提出します。しかし、Amazonは疎明資料の発行を行っていません。
疎明資料として次の2点を提出しましょう。
- ストアのプロフィールページをスクリーンショット
- 誓約書を書く
警察署によって上記の書類では受理されない場合があります。事前に警察署への確認を行ってください。
自分で出来る!古物商許可申請マニュアル
古物商許可を取得したいが自分の力で出来るか不安。しかし、専門家に頼むと費用がかかる。
少しでも安く・かんたんに申請するなら『古物商許可申請マニュアル』をご活用ください。
当マニュアルでは申請書類の作成方法や添付書類の収集方法など、わかりやすく解説しています。
行政書士による無料電話・メールサポート付きです。
古物商許可に関する下記の記事も参考にしてください。