- 古着販売で古物商許可が必須となる理由
- 海外輸入古着(アメリカ・ヨーロッパ・韓国)の許可要否
- 実店舗・ネット・卸売の運営パターン
- 愛知県名古屋市・大須エリアの古着市場の動向
📚 この記事を書いた人
行政書士 塚田貴士
愛知県名古屋市緑区で行政書士事務所を運営。古物商許可申請の相談実績は1000件以上、申請実績は100件以上。「初めての方でも安心して許可を取れる」をモットーに、書類作成から警察署提出まで一貫してサポートしています。
名古屋市大須は日本有数の古着の街として知られ、東京原宿・大阪アメ村と並ぶ古着ヴィレッジを形成しています。
当事務所では大須・栄・本山エリアで古着店を開業されたお客様を多数サポートしてきました。
💡 古着市場の特徴
ヴィンテージ・スポーツMIX・サブカル系・ストリート系・ハイブランド古着・着物リメイク等、ジャンルが極めて細分化された業界。SNS(Instagram・TikTok)での発信力が集客力に直結し、若年層オーナーが多いのも特徴です。
\ 初回相談は無料・古物商許可の取得をサポート /
古物商許可申請を専門に手掛ける行政書士が、書類作成から警察署への提出まで代行します。
電話受付:9時〜21時(年中無休) / メール:24時間受付
古着販売に古物商許可が必要な理由
古着は古物営業法の「衣類」品目に該当します。
誰かが過去に着用した(または店頭に並んで取引された)衣類を仕入れて販売する以上、利益目的・反復継続なら古物商許可が必須です。
雑誌「2nd」「Lightning」「街道」等で取り上げられる愛知県内のセレクト古着店も、すべて古物商許可を取得して運営しています。
古物商許可が必要となる根拠
- 古物営業法第3条:古物商を営もうとする者は、都道府県公安委員会の許可を受けなければならない
- 古着販売が該当する品目:衣類(メイン)/皮革・ゴム製品類(革靴・革ジャン)/時計・宝飾品類(アクセサリー)
- 無許可営業の罰則:3年以下の懲役または100万円以下の罰金(古物営業法第31条)
- 欠格事由:違反後5年間は古物商許可を取得できない
許可が不要なケース
自分の古着を1〜2回フリマアプリで処分する程度なら不要です。
海外メーカーから新品在庫を仕入れて販売する場合(新品アパレル)も不要ですが、海外個人から中古衣料を仕入れる場合は古物商許可が必要です。
古着販売の代表的なビジネス形態
①:実店舗の古着屋(セレクトショップ型)
名古屋・大須・栄・本山などの古着エリアに実店舗を構えるパターン。
坪数20〜50坪程度の小型店が一般的で、オーナーのセンス・SNS発信力が集客の鍵を握ります。
②:ネット古着販売(メルカリShops・BASE・Shopify)
実店舗を持たず、ネット中心で販売する形態。
Instagram・TikTokで商品を見せて、自社ECサイトやメルカリShopsで販売。
実店舗賃料がかからず低コストで開業可能です。
③:海外輸入古着の卸売・小売
アメリカのウェアハウス(古着倉庫)からコンテナで輸入し、卸売(B2B)と小売(B2C)の両方で展開。
1コンテナ1000枚単位の輸入で、価格競争力のあるビジネスモデルです。
④:着物・和服のリメイク販売
古着の着物を仕入れてリメイク(小物・洋服へ加工)して販売する形態。
着物の現物を仕入れる時点で古物商許可が必要です。
リメイク後の販売は加工品扱いとなります。
古着販売特有の運営ルール・注意点
① 衣類品目を主として申請
古着屋の場合「衣類」を主たる品目として申請。
アクセサリー・革ジャケット・革靴を扱うなら「時計・宝飾品類」「皮革・ゴム製品類」も追加します。
後から品目を増やすと変更届出が必要なので、最初から幅広く選んでおきましょう。
② 海外仕入れの場合の許可要否
米国のウェアハウス等の業者から仕入れる場合は古物商許可が必要です。
一方、海外メーカーから新品在庫を仕入れる場合は不要。
海外個人から個人売買で仕入れる場合も古物商扱い(仕入れ先の本人確認は推奨)となります。
③ 10万円以上の高額古着の特例
価格が10万円以上の古着(ヴィンテージ品・ハイブランド古着等)は、盗品流通防止の観点から本人確認が義務付けられています。
Levi’s 501のXX期・Schottのライダース・ヴィンテージリーバイス等の高額ヴィンテージは必ず確認しましょう。
④ 18歳未満との取引制限
18歳未満からの買取は原則禁止。
高校生から古着を買い取る場合は保護者同意が必要です。
学生街の店舗では特に注意してください。
⑤ PSE等の他法令との関係
古着の販売自体は他法令の規制対象外。
ただし、着物にアンティーク要素がある場合は美術品類の品目検討も。
輸入古着の場合は関税・通関手続き(個人輸入なら関税法・大量輸入なら貿易業の届出)が別途必要となります。
\ 初回相談は無料・古物商許可の取得をサポート /
古物商許可申請を専門に手掛ける行政書士が、書類作成から警察署への提出まで代行します。
電話受付:9時〜21時(年中無休) / メール:24時間受付
古着販売の古物商許可取得の流れ
愛知県で古着販売向けに古物商許可を取得する流れを5ステップで解説します。
STEP1:取扱品目と営業所の決定
古着販売の場合、衣類(メイン)/皮革・ゴム製品類(革靴・革ジャン)/時計・宝飾品類(アクセサリー)を主とする品目選択が一般的です。
営業所は自宅・賃貸オフィス・実店舗のいずれかから選びます。
バーチャルオフィスは認められません。
賃貸の場合は大家・管理会社の使用承諾書を取得してください。
STEP2:必要書類の収集
- 個人申請:本人の身分証明書・本籍記載の住民票・略歴書・誓約書
- 法人申請:定款・登記事項証明書・役員全員の身分証明書/住民票/略歴書/誓約書
- 営業所関連:賃貸借契約書写し・大家の使用承諾書(賃貸の場合)
- URL届出:ネット販売を行う場合は届出URLとその所有確認書類
STEP3:申請書の作成
警察庁様式の申請書・略歴書・誓約書を作成します。
取扱品目は衣類(メイン)/皮革・ゴム製品類(革靴・革ジャン)/時計・宝飾品類(アクセサリー)を中心に、関連品目もチェックを入れることで、後から取扱範囲を広げる手間を省けます。
法人申請の場合は役員全員の経歴と前科の有無を正確に記載することが重要です。
STEP4:管轄警察署で申請
営業所の所在地を管轄する警察署生活安全課に書類を提出します。
愛知県警の場合、申請手数料19,000円を窓口で現金納付。
事前に電話で訪問日時を予約しておくとスムーズです。
窓口でその場で書類チェックがあり、不備があれば差し戻しになります。
STEP5:審査と許可証受領
申請から約40日後に許可証が交付されます。
審査期間中に営業所への立入確認が行われる場合もあります。
許可証を受け取ったら、古着販売業を開始できます。
古着販売の費用と当事務所のサポート実績
必要な費用
- 警察への申請手数料:19,000円(個人・法人とも同額)
- 住民票・身分証明書の取得:1通300〜500円×2〜3通
- 登記されていないことの証明書:1通300円
- 定款コピー:法人の場合のみ・社内コピー(無料)
- 当事務所への報酬:書類作成プラン49,800円〜/完全代行プラン59,800円〜
愛知県内のサポート実例
- 名古屋市中区大須・20代男性:アメリカヴィンテージ古着の小型セレクト店を開業。書類作成プラン49,800円で許可取得
- 名古屋市千種区本山・30代女性:着物リメイク販売の店舗。書類作成プラン49,800円
- 名古屋市中区栄・30代男性:海外輸入古着の卸売を展開。法人+完全代行プラン69,800円
- 名古屋市中村区名駅・20代女性:ネット中心でメルカリShops古着販売。書類作成プラン49,800円
- 豊田市・40代男性:副業で副業層向け古着ECサイト立ち上げ。書類作成プラン49,800円
\ 初回相談は無料・古物商許可の取得をサポート /
古物商許可申請を専門に手掛ける行政書士が、書類作成から警察署への提出まで代行します。
電話受付:9時〜21時(年中無休) / メール:24時間受付
古物商許可取得後の事業立ち上げで必要なこと
古物商許可を取得しただけでは事業はスタートしません。
許可証受領後、実際に営業を開始するために必要な準備を整えましょう。
① 古物商標識(プレート)の設置
営業所には古物営業法に基づく標識(プレート)の掲示が義務付けられています(古物営業法第12条)。
標識のサイズは縦8cm×横16cm、ネイビーブルー地に白文字で「許可番号」「許可した公安委員会名」「氏名または法人名」「主として取り扱う古物の区分」を表示します。
愛知県警の古物商組合・行政書士事務所・ネット通販でも購入可能で、価格は1,500〜3,000円程度です。
② 取引記録システム(古物台帳)の整備
1万円以上の取引は品物の特徴・金額・取引日時・相手方の本人確認情報を記録する義務があります。
紙の台帳でも可能ですが、クラウド型のPOSシステム(例:DAIKOKUシステム・Stockclock等)を使うと検索・集計が楽になります。
3年間の保管義務があるため、データ保全(バックアップ)も忘れずに設計しましょう。
③ ウェブサイト・ECモールへの開店
ネット販売を行う場合は、特定商取引法に基づく表記のページに「許可番号・公安委員会名・氏名」の3情報を表示します。
ECモール(メルカリShops・ヤフオク・楽天)は出店時に古物商許可証コピーの提示を求められます。
カート系(BASE・STORES・Shopify)でも同様の表示が必要です。
④ 仕入れ先・販売先の開拓
業界団体(古物商組合)への加入で、業者間古物市場への参加権を得られます。
愛知県古物商防犯協会連合会の会員になることで、地元の古物市場・情報交換会に参加可能。
AUCNET・スターオークション等のオンライン業者間市場にも加入することで、安定した仕入れ・販売チャネルが確保できます。
⑤ 反社チェック・コンプライアンス体制
取引相手が暴力団員等でないことを確認する義務があります。
取引時に怪しい点(極端に安い価格・身分証提示拒否・大量持ち込み)があれば取引拒否や警察通報の判断を。
近年はAI反社チェックシステムも普及しており、月数千円で利用可能です。
愛知県の古着販売業界の市場特性
愛知県は人口約750万人・全国第4位の経済規模を持つ大消費地。
名古屋市・豊田市・岡崎市・春日井市・小牧市等の主要都市に商業集積があり、各業界とも開業機会が豊富です。
愛知県内の主要な商業エリア
- 名古屋市中区栄・大須:百貨店・専門店・ブランド店が集中する繁華街
- 名古屋市中区伏見・丸の内:オフィス街・ビジネス需要が高い
- 名古屋市中村区名駅:JR名古屋駅周辺、ビジネス・観光客の往来多
- 豊田市・岡崎市:トヨタ系企業の従業員人口が多い、自動車関連需要
- 春日井市・小牧市:物流の要所、ロードサイド店出店に適する
申請窓口となる主要警察署
愛知県警の場合、営業所の所在地を管轄する警察署生活安全課が申請窓口です。
名古屋市16区はそれぞれの区警察署(中警察署・緑警察署・千種警察署など)、豊田市は豊田警察署、岡崎市は岡崎警察署が担当。
初回申請時に警察署窓口で詳細な事業内容のヒアリングがあるため、事前に当事務所と打ち合わせを行うことをおすすめします。
愛知県古物商組合への加入
愛知県古物商防犯協会連合会には、愛知県内の古物商の多くが加入しています。
加入により警察との情報共有・盗品情報の早期入手・業界の最新動向にアクセスできます。
入会金10,000円・年会費12,000円程度で、開業初年度から加入することをおすすめします。
古着販売で失敗しないための注意点
① 仕入れ価格の高騰に注意
古着販売業界は仕入れ価格の上昇傾向が続いています。
安易に高値仕入れを続けると利益率が圧迫され、資金繰りが悪化します。
「仕入れ単価×回転率=月間粗利」の数字を常に意識し、適正仕入れ価格の感覚を磨くことが重要です。
② 古物台帳の管理を怠らない
忙しさを理由に取引記録を怠ると、警察の立入検査時に20万円以下の罰金リスクがあります。
POS連動のクラウド台帳を使うと業務の中で自然に記録される仕組みになり、管理コストが下がります。
記録の不備は許可取消の対象にもなるため、徹底しましょう。
③ 在庫の盗難・紛失対策
実店舗を持つ場合、防犯カメラ・施錠付き金庫・セキュリティシステムの導入が必須です。
店内の死角を減らし、商品陳列方法も工夫しましょう。
在庫盗難は保険対象外のケースもあり、自力での損害負担となります。
④ 古物商組合への加入を検討
愛知県古物商防犯協会連合会への加入は、業界情報のキャッチアップに有効です。
盗品情報の早期入手、警察との連携、業者間ネットワーク構築のためにも、開業初期から加入をおすすめします。
当事務所のお客様にも入会案内を行っています。
⑤ 税務・経理面の整備
開業届出・青色申告承認申請書を税務署に提出。
帳簿付け・経費管理を専用システム(freee・マネーフォワード等)で行うと効率的です。
事業規模拡大時は法人化・税理士契約も検討してください。
古着販売の古物商許可に関するよくある質問
古着販売の古物商許可についてよく寄せられるご質問にお答えします。
Q. 海外から輸入した古着の販売に古物商許可は必要ですか?
A. 海外の業者・個人から仕入れた中古衣料を販売する場合は古物商許可が必要です。新品アパレルの輸入販売なら不要です。
Q. 古着屋の品目は「衣類」だけで十分ですか?
A. 衣類が主ですが、アクセサリー・革製品・着物の付属品なども扱うなら他品目(時計宝飾類・皮革ゴム製品類)も追加すると安心です。
Q. SNSフリマで古着を継続販売する場合も古物商許可が必要?
A. 必要です。利益目的で反復継続する以上、SNSフリマであっても古物営業に該当します。
Q. 大須エリアで古着屋を開業するメリットは?
A. 日本3大古着街の1つで、若年層の集客力が圧倒的。家賃は安くないものの、SNS時代の「行ってみたい街」として観光客も集まる戦略的立地です。
Q. 輸入古着の関税はどうなりますか?
A. 個人輸入なら国際郵便で受け取った時点で関税・消費税が課されます。大量輸入(卸売目的)は通関業者経由で手続きします。古物商許可とは別の話です。
Q. 副業として古着販売を始められますか?
A. 可能です。当事務所では副業層の古着販売開業を多数サポート。書類作成プラン49,800円から始められます。
関連記事
まとめ:古着販売の古物商許可は当事務所におまかせ
古着販売は低コストで始められる魅力的なビジネスですが、海外仕入れの法令確認・高額品の本人確認・SNS発信戦略と論点が多い業界です。
名古屋市大須を中心に、愛知県内で古着販売を開業するご相談を当事務所では多数いただいています。
書類作成プラン49,800円・完全代行プラン59,800円からお引き受け可能です。
\ 初回相談は無料・古物商許可の取得をサポート /
古物商許可申請を専門に手掛ける行政書士が、書類作成から警察署への提出まで代行します。
電話受付:9時〜21時(年中無休) / メール:24時間受付

