- ブランド品買取で古物商許可が必須となる理由
- 高額取引特有の本人確認・取引記録の義務
- 真贋判定・偽物流通リスクへの対策
- 愛知県名古屋市での申請手続きと注意点
📚 この記事を書いた人
行政書士 塚田貴士
愛知県名古屋市緑区で行政書士事務所を運営。古物商許可申請の相談実績は1000件以上、申請実績は100件以上。「初めての方でも安心して許可を取れる」をモットーに、書類作成から警察署提出まで一貫してサポートしています。
この記事ではブランド品買取専門店・並行輸入販売・質屋併設の買取業を始めたい方向けに、古物商許可の取得方法と業務上の注意点を解説します。
名古屋市・栄エリアを中心に高級ブランド買取店が集中する愛知県では、当事務所も多くの開業をサポートしています。
💡 ブランド品=ハイリスク・ハイリターン業界
エルメス・ロレックス・シャネル・ルイヴィトン等のラグジュアリーブランドは1点数十万〜数百万円の高額取引。利益率も高いが、偽物流通・盗品買取・暴力団との取引リスクなど、コンプライアンス上の論点が他品目より圧倒的に多い業界です。
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ブランド品買取に古物商許可が必要な理由
ブランド品(バッグ・財布・時計・宝飾品・衣類等)は古物営業法の13品目のうち、「時計・宝飾品類」「衣類」「皮革・ゴム製品類」「美術品類」などに該当します。
利益目的で反復継続して仕入れ・販売する以上、1点でも事業として行うなら古物商許可が必須です。
警察庁・各都道府県警はブランド品の流通について盗品の主要な換金ルートとして常時監視しているため、コンプライアンスを軽視すると即座に立入検査の対象になります。
古物商許可が必要となる根拠
- 古物営業法第3条:古物商を営もうとする者は、都道府県公安委員会の許可を受けなければならない
- ブランド品買取が該当する品目:時計・宝飾品類/衣類/皮革・ゴム製品類/美術品類
- 無許可営業の罰則:3年以下の懲役または100万円以下の罰金(古物営業法第31条)
- 欠格事由:違反後5年間は古物商許可を取得できない
許可が不要なケース
自分が使っていたブランド品を1〜2回フリマアプリで処分する程度なら許可不要です。
ただし、月数件以上を継続的に売る場合は反復継続と判断されて許可が必要となります。
ブランド品買取の代表的なビジネス形態
①:実店舗の買取専門店
名古屋・栄・大須・金山などの商業エリアに実店舗を構えるパターン。
「大黒屋」「なんぼや」「コメ兵」等の大手チェーンが該当します。
個人で開業する場合は小規模買取専門店として、月の取引点数100〜500点を狙うのが現実的です。
②:出張買取・宅配買取
お客様の自宅まで査定に伺う形式や、宅配便で商品を送ってもらう形式。
実店舗を持たない分開業コストが低く副業向きです。
出張買取は「行商」許可が必要で、古物商許可の「行商する」にチェックを入れる必要があります。
③:オンライン古物市場・卸取引
AUCNET(オークネット)・スターオークション等の業者間古物市場で取引するパターン。
専門業者向けの卸取引は単価が安定しやすく、プロ向けの儲け方として知られています。
加入には古物商許可証コピー・反社関係の誓約書等の提出が求められます。
④:メルカリ・ヤフオク・ラクマでの個人向け販売
プラットフォーム経由で個人向けにブランド品を販売する形態。
メルカリShops出店時は古物商許可証の提示が必須です。
一般メルカリでも、ブランド品は真贋確認・本人確認が運営側から強く求められます。
ブランド品買取特有の運営ルール・注意点
① 本人確認の厳格化
1万円以上の取引(ほぼ全件)は運転免許証・マイナンバーカード・パスポート等の身分証明書のコピーを取得し、本人確認台帳に記録する義務があります。
近年、偽造身分証や名義貸しを使った盗品換金が増えているため、顔写真と現物の照合・住所確認のWチェックが推奨されます。
② 取引記録(古物台帳)の作成
1万円以上の買取・販売はすべて品物の特徴・金額・取引日時・相手方情報を記録します。
デジタル台帳(POSシステム等)を使うと管理が楽です。
3年間の保存義務があるため、データバックアップも忘れずに。
③ 18歳未満との取引制限
18歳未満から古物を買い取ることは原則禁止(古物営業法第15条第2項)。
高校生がフリマアプリ等で換金しようとするケースに注意が必要です。
お客様の年齢を必ず確認し、未成年と判明した場合は保護者同意書を求めるのが安全です。
④ 真贋判定リスクへの備え
偽物(コピー品)を誤って買い取り、本物として販売してしまうと商標法違反・不正競争防止法違反となります。
経験ベースの初期判定・真贋鑑定機関連携・メーカー直接照会の3層体制を整備しましょう。
スーパーコピー品のクオリティ向上で肉眼判定だけでは限界があるため、AI鑑定システムの導入も検討対象です。
⑤ 盗品対応・警察照会
お客様が身分証を示すのを嫌がる・極端に安い価格でも売却する・在庫品同様の新品状態を持ち込むなどの特徴がある場合は警戒し、不審なら警察への通報・取引拒否が認められています。
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ブランド品買取の古物商許可取得の流れ
愛知県でブランド品買取向けに古物商許可を取得する流れを5ステップで解説します。
STEP1:取扱品目と営業所の決定
ブランド品買取の場合、時計・宝飾品類/衣類/皮革・ゴム製品類/美術品類を主とする品目選択が一般的です。
営業所は自宅・賃貸オフィス・実店舗のいずれかから選びます。
バーチャルオフィスは認められません。
賃貸の場合は大家・管理会社の使用承諾書を取得してください。
STEP2:必要書類の収集
- 個人申請:本人の身分証明書・本籍記載の住民票・略歴書・誓約書
- 法人申請:定款・登記事項証明書・役員全員の身分証明書/住民票/略歴書/誓約書
- 営業所関連:賃貸借契約書写し・大家の使用承諾書(賃貸の場合)
- URL届出:ネット販売を行う場合は届出URLとその所有確認書類
STEP3:申請書の作成
警察庁様式の申請書・略歴書・誓約書を作成します。
取扱品目は時計・宝飾品類/衣類/皮革・ゴム製品類/美術品類を中心に、関連品目もチェックを入れることで、後から取扱範囲を広げる手間を省けます。
法人申請の場合は役員全員の経歴と前科の有無を正確に記載することが重要です。
STEP4:管轄警察署で申請
営業所の所在地を管轄する警察署生活安全課に書類を提出します。
愛知県警の場合、申請手数料19,000円を窓口で現金納付。
事前に電話で訪問日時を予約しておくとスムーズです。
窓口でその場で書類チェックがあり、不備があれば差し戻しになります。
STEP5:審査と許可証受領
申請から約40日後に許可証が交付されます。
審査期間中に営業所への立入確認が行われる場合もあります。
許可証を受け取ったら、ブランド品買取業を開始できます。
ブランド品買取の費用と当事務所のサポート実績
必要な費用
- 警察への申請手数料:19,000円(個人・法人とも同額)
- 住民票・身分証明書の取得:1通300〜500円×2〜3通
- 登記されていないことの証明書:1通300円
- 定款コピー:法人の場合のみ・社内コピー(無料)
- 当事務所への報酬:書類作成プラン49,800円〜/完全代行プラン59,800円〜
愛知県内のサポート実例
- 名古屋市中区・栄・30代男性:ロレックス専門の買取店を独立開業。法人+完全代行プラン69,800円で許可取得
- 名古屋市中区・大須・20代女性:シャネル・エルメス特化の出張買取専門。書類作成プラン49,800円+行商届出で許可
- 名古屋市千種区・40代男性:宅配買取と古物市場AUCNET加入を目指して申請。完全代行プラン59,800円で許可
- 名古屋市東区・30代男性:副業でメルカリShops上でブランドバッグ販売。書類作成プラン49,800円で許可
- 豊田市・40代女性:自宅事務所+宅配買取でルイヴィトン買取専門店を開業。書類作成プラン49,800円
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古物商許可取得後の事業立ち上げで必要なこと
古物商許可を取得しただけでは事業はスタートしません。
許可証受領後、実際に営業を開始するために必要な準備を整えましょう。
① 古物商標識(プレート)の設置
営業所には古物営業法に基づく標識(プレート)の掲示が義務付けられています(古物営業法第12条)。
標識のサイズは縦8cm×横16cm、ネイビーブルー地に白文字で「許可番号」「許可した公安委員会名」「氏名または法人名」「主として取り扱う古物の区分」を表示します。
愛知県警の古物商組合・行政書士事務所・ネット通販でも購入可能で、価格は1,500〜3,000円程度です。
② 取引記録システム(古物台帳)の整備
1万円以上の取引は品物の特徴・金額・取引日時・相手方の本人確認情報を記録する義務があります。
紙の台帳でも可能ですが、クラウド型のPOSシステム(例:DAIKOKUシステム・Stockclock等)を使うと検索・集計が楽になります。
3年間の保管義務があるため、データ保全(バックアップ)も忘れずに設計しましょう。
③ ウェブサイト・ECモールへの開店
ネット販売を行う場合は、特定商取引法に基づく表記のページに「許可番号・公安委員会名・氏名」の3情報を表示します。
ECモール(メルカリShops・ヤフオク・楽天)は出店時に古物商許可証コピーの提示を求められます。
カート系(BASE・STORES・Shopify)でも同様の表示が必要です。
④ 仕入れ先・販売先の開拓
業界団体(古物商組合)への加入で、業者間古物市場への参加権を得られます。
愛知県古物商防犯協会連合会の会員になることで、地元の古物市場・情報交換会に参加可能。
AUCNET・スターオークション等のオンライン業者間市場にも加入することで、安定した仕入れ・販売チャネルが確保できます。
⑤ 反社チェック・コンプライアンス体制
取引相手が暴力団員等でないことを確認する義務があります。
取引時に怪しい点(極端に安い価格・身分証提示拒否・大量持ち込み)があれば取引拒否や警察通報の判断を。
近年はAI反社チェックシステムも普及しており、月数千円で利用可能です。
愛知県のブランド品買取業界の市場特性
愛知県は人口約750万人・全国第4位の経済規模を持つ大消費地。
名古屋市・豊田市・岡崎市・春日井市・小牧市等の主要都市に商業集積があり、各業界とも開業機会が豊富です。
愛知県内の主要な商業エリア
- 名古屋市中区栄・大須:百貨店・専門店・ブランド店が集中する繁華街
- 名古屋市中区伏見・丸の内:オフィス街・ビジネス需要が高い
- 名古屋市中村区名駅:JR名古屋駅周辺、ビジネス・観光客の往来多
- 豊田市・岡崎市:トヨタ系企業の従業員人口が多い、自動車関連需要
- 春日井市・小牧市:物流の要所、ロードサイド店出店に適する
申請窓口となる主要警察署
愛知県警の場合、営業所の所在地を管轄する警察署生活安全課が申請窓口です。
名古屋市16区はそれぞれの区警察署(中警察署・緑警察署・千種警察署など)、豊田市は豊田警察署、岡崎市は岡崎警察署が担当。
初回申請時に警察署窓口で詳細な事業内容のヒアリングがあるため、事前に当事務所と打ち合わせを行うことをおすすめします。
愛知県古物商組合への加入
愛知県古物商防犯協会連合会には、愛知県内の古物商の多くが加入しています。
加入により警察との情報共有・盗品情報の早期入手・業界の最新動向にアクセスできます。
入会金10,000円・年会費12,000円程度で、開業初年度から加入することをおすすめします。
ブランド品買取で失敗しないための注意点
① 仕入れ価格の高騰に注意
ブランド品買取業界は仕入れ価格の上昇傾向が続いています。
安易に高値仕入れを続けると利益率が圧迫され、資金繰りが悪化します。
「仕入れ単価×回転率=月間粗利」の数字を常に意識し、適正仕入れ価格の感覚を磨くことが重要です。
② 古物台帳の管理を怠らない
忙しさを理由に取引記録を怠ると、警察の立入検査時に20万円以下の罰金リスクがあります。
POS連動のクラウド台帳を使うと業務の中で自然に記録される仕組みになり、管理コストが下がります。
記録の不備は許可取消の対象にもなるため、徹底しましょう。
③ 在庫の盗難・紛失対策
実店舗を持つ場合、防犯カメラ・施錠付き金庫・セキュリティシステムの導入が必須です。
店内の死角を減らし、商品陳列方法も工夫しましょう。
在庫盗難は保険対象外のケースもあり、自力での損害負担となります。
④ 古物商組合への加入を検討
愛知県古物商防犯協会連合会への加入は、業界情報のキャッチアップに有効です。
盗品情報の早期入手、警察との連携、業者間ネットワーク構築のためにも、開業初期から加入をおすすめします。
当事務所のお客様にも入会案内を行っています。
⑤ 税務・経理面の整備
開業届出・青色申告承認申請書を税務署に提出。
帳簿付け・経費管理を専用システム(freee・マネーフォワード等)で行うと効率的です。
事業規模拡大時は法人化・税理士契約も検討してください。
ブランド品買取の古物商許可に関するよくある質問
ブランド品買取の古物商許可についてよく寄せられるご質問にお答えします。
Q. ブランド品買取の古物商許可ではどの品目を選べばよいですか?
A. 時計・宝飾品類を主とし、衣類・皮革ゴム製品類・美術品類を追加するのが一般的です。複数品目選択することで、後から取扱範囲を広げられます。
Q. 真贋判定で偽物を見抜けず誤って販売してしまった場合の責任は?
A. 商標権侵害となり、故意でなくても損害賠償責任を負います。仕入れ時の真贋確認体制の整備(鑑定機関連携・信頼できる仕入れ先確保)が必須です。
Q. 出張買取はどんな手続きが必要ですか?
A. 古物商許可申請時に「行商する」にチェックを入れます。出張先で本人確認・取引記録を実施し、許可証コピーを携帯します。
Q. 副業でブランド品買取を始められますか?
A. 可能です。本業と並行して始める方も多くいます。当事務所では副業層の開業サポート実績も多数。書類作成プラン49,800円から始められます。
Q. メルカリShopsでブランド品を売るのに古物商許可は必要?
A. 必要です。メルカリShops出店時に古物商許可証の提示が必須となります。一般メルカリでも、継続的に売る場合は許可が必要です。
Q. ブランド品買取で警察から照会が来たらどう対応すれば?
A. 取引記録を確認して回答します。盗品の疑いがある場合は速やかに警察に届け出ます。協力姿勢を示すことが信頼関係構築の要です。
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まとめ:ブランド品買取の古物商許可は当事務所におまかせ
ブランド品買取は高単価・高利益なビジネスですが、真贋判定・盗品流通・本人確認と論点が多い業界です。
当事務所は名古屋市内の大手買取チェーンからの独立組や、副業で始める方の開業サポートを多数手掛けてきた実績があります。
ブランド品買取の古物商許可は書類作成プラン49,800円・完全代行プラン59,800円。
まずは無料相談で「どの品目を選ぶか」「真贋判定体制をどう作るか」など、ビジネスの根幹からご相談ください。
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古物商許可申請を専門に手掛ける行政書士が、書類作成から警察署への提出まで代行します。
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